ゆく川の流れは絶えずして

洛北の地より日々の徒然を記します

プリンターが壊れた……

突然……わが家のプリンターが壊れました。

 

暑中御見舞ならぬ、残暑御見舞のハガキを刷っていたら突然、機嫌が悪くなり……ギギーガッ!ガッ!ガッ!という、思わず周りを見てしまったほどの怪音と共に、シーンと動かなくなりました…。

 

印刷途中でプリンターの中に引っかかったハガキを取り出しながら、このプリンターっていつわが家に来たのかな?と記憶を探ってみると、ああ早十年を超えていたのでした。

 

それじゃ、壊れるのも仕方ないか……なんとなくしんみりと納得しかけた時……「ああ、この残暑御見舞、とっくに期限が過ぎてて、すぐにでもポストに投函しないといけなかったじゃない!」と思い出し、慌てて近所の家電屋さんへと向かい、手頃なプリンターを探してみたんですが、どれを選べば良いのか、よくわかりません。

 

思い起こせば、亡くなったプリンターを選ぶ時も、たいそう右往左往した記憶が。

いくつになっても同じ事を繰り返しているなぁ、と一寸めげましたが、気を取り直して「パソコンを使わなくともスマホだけで印刷できますヨ」という店員さんのおススメに従い購入を決めたのが――ブラザーのインクジェットプリンターです。

 

暑い最中、プリンターの入った箱を抱えて家に帰り、なんとかパソコンと接続を……と汗を拭き眉を釣り上げて取りかかろうとした時、「あ、スマホだけでも印刷できるんだっけ」と、さきほどの店員さんの顔とセットで思い出しつつ、説明書にしたがって専用のアプリを我がスマホに入れてみたら……アラ簡単!(いや、本当は簡単ではなかったですが、文章の流れ上そうしておきます)

 

ともかく、無事に残りの残暑御見舞を印刷出来て、先程ポストに投函してきました。

 

新しいプリンターは動作も静かで印刷も速く、それにパソコンを立ち上げなくても、スマホのアプリで印刷できるのはとても良いな、と思いました。

 

一方で、壊れたプリンターを見ながら、「こういうものが定期的にゴミとして日本中、いや世界中の会社や家庭から廃棄されるんじゃ、いつかどこかで限界が来るんじゃないかなぁ」などと、日頃能天気な私らしくない不安が脳裏をよぎりました。